子供と一緒にお仕事の日々

大阪在住。育児と仕事と読書、映画、料理、旅など (旧ちま' shomepageは一時閉鎖中。読書やレシピデータはこちらのblogへ移動予定)
No  828

【映画】『崖の上のポニョ』と5歳児のリアル

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 「崖の上のポニョ」公式サイト

三連休がずっと仕事&子守だったので、ついでに少し早めの夏休みを・・・ということで、夫が年休をとって、娘(4歳)を保育所に迎えに行き、私の仕事が終る時間に待ち合わせて映画。いつも夫と子供or私と子供という組み合わせでしか映画をみたことがなかったので、家族そろっては今回が初でした。
そもそも、『崖の上のポニョ』は初め全く私の予定になかった映画。でも、こちらの2つのレビューがあまりにおもしろかったので俄然興味をそそられてしまいました。

そこにあるのは、自分がヒゲのロリコンのおじさんというのは全く何かの間違い…女の子と一緒に仲良く遊んでる小さな男の子こそが自分の本当の姿…という強いメッセージ…。

 『ロリータ』のハンバートとか、映画『リトルチルドレン』のペドの人には私も胸を打たれましたが、熟年になってもなお失われた子ども時代追い求め続けるこの映画の宮崎HYO監督にも、同じものを感じてしまいました。身を切るような切実さってこういうことを言うのでは…。

 常識から外れたふるまいをして他人から嘲笑されつつも、その突き抜け方によって逆に聖性を帯びてくる…っていう人を指すのに「聖なる愚者」って言葉あるけど、この映画ではHYO監督もちょっとだけそれがあてはまってきたんじゃないかとか思ったりして…。
ぼんやり上手『崖の上のポニョ』の予告をみたら涙が出てきた



これが芸術アニメであれば、技術や世界観的にもしかして似たような作品があるかもしれませんが、まがりなりにも老若男女対象の、全国でロードショウ公開されるアニメ映画で、ここまでアヴァンギャルドな作品を俺は見たことがないです。

プロデューサーの鈴木敏夫さんは、試写を見た直後、宮崎監督に向かって「これは傑作だと思う」と語りかけたとテレビで言っていました。俺も、『ポニョ』は宮崎駿以外には作れない作品だと思いますし、傑作と言われても否定はしません。とにかく見たことがない種類の映画だし、技術的にも世界観的にも完成度が高いことに疑いはない。息子の『ゲド戦記』とは違い、非凡であることだけは間違いありません。

俺も観客も、よくわからないが「すごいもの」を見ている、という印象だけが強くあり、それゆえに途中で席を立って帰ったりはしなかったのでしょう。しかし見たものをどう表現していいのか分からないのでしょう。
たけくまメモ:宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢



さて、映画を見た感想はというと。
4歳の娘がとにかく喜んで、上映中も笑ったり、キャアキャア言ったり。「ポニョが一番かわいかった〜」「明日も見る〜!」「ポ〜ニョ、ポ〜ニョ♪」と超ご機嫌。(←わが家が破産するんで、止めて、お願い)

私はといえば、最初の海の中のシーンのきれいさにかなり満足。予告編でさんざん見せられた、アメリカのCG映画2本の無機質さが醜悪に見えるほど。『カンフーパンダ』見てみようかと思っていたけど、やめようか?
そして、アニメの中の5歳児のリアルさに驚く。4歳くらいまでの自我とかまだあんまり育っていない素直さと他人へ全面的なやさしさ、正義感。これって6歳くらいで自分の意思を持って、それをどう周りと折り合いつけたらいいのか理解しはじめるとなくなっていくもの。場合によってはずるくも立ち回れるようになる。そんなになる手前の、5歳っていうピュアな感じがすっごくよく出ててびっくり。そう、子供って母親にあんなふうに優しい。そして、あの保育所の二人の女の子たちって、うちの保育所のRちゃんとかNちゃんたちそっくりすぎ・・・(笑)。

夫が、「なんで妹があんなにたくさんいるのに、お姉ちゃんはポニョだけなんだ?」とか「そもそも、あのとーちゃんが、なぜあんなかーちゃんを捕まれたんだ?」とハテナマークをとばす横で、娘は「ポ〜ニョ、ポニョ、ポニョ♪」とポニョのお絵かきしてご満悦でした。

追伸:
こちらのレビュー2本もとってもおもしろいです。
ネタバレしないように、映画をみてからじっくり読むのがオススメ。力作です。
(というか、映画そのもの以上にレビューがおもしろい映画ってめったにないような・・・)

しかし今回の「崖の上のポニョ」は一見現代日本のように見えつつも、社会ルールが一見ありそうに見えつつも、その崩壊がほぼ一瞬で受け入れられてしまう。しかもほぼ全員に。これは最早ファンタジーでなく、童話です。「当たり前」が存在しない、もしくは「当たり前」に依存する人間がいない世界。それは、記号と象徴の究極の世界である童話です。

そして「ポニョ」は劇中で、「当たり前」を全て「当たり前」とは思わず、そして「当たり前」を崩壊させる存在として存在し続けます。

そして、だからこそ、子供たちは「ポニョ」に一番感情移入するでしょうし、実際劇場では、「ポニョ」が笑えば子供たちが笑い、「ポニョ」が驚けば子供たちも驚き、「ポニョ」が怖がれば赤子が泣き出したりなどしていました。
出演キャラ総マッチョ化による「宮崎ファンタジー」から「宮崎童話」への移行(おまけもあるよ!) - 映画「崖の上のポニョ」感想


私が行った映画館でも、とにかく、子供たちの喜びっぷりと、大人たちの「なんだ、あれ?」ぶりが対照的で笑えました。

でも実際は、中学ぐらいになってポニョを女子として意識しはじめたり、逆にポニョから「オス」として意識されたり。同級生のお嬢様から「ママに新しい服買ってもらったの。ポニョには似合わないわよね?」みたいなテンプレ的アプローチを受けたり。それをみたポニョが「うちのダーリンに何するだっちゃ!」とか、水鉄砲食らわせて「毎回服を台無し」にするような楽しい毎日を過ごせるに違いありません。
てすかとりぽか「『崖の上のポニョ』クトゥルー神話」



読み応えあるクトゥルー神話の部分と、ラストのオチのコントラストがあまりにおもしろくて、ついオチだけ引用してしまいました(←失礼な!)。クトゥルー神話にあまり詳しくないのでまとめられないだけですけど。

ところで。
私は、、『ポニョ』があれだけ現代の童話+外国風のおとぎ話風に作ってあったのに、最初から最後までずーっと、「これって小川未明の”赤いろうそくと人魚”の真逆をわざわざつくってるのかも・・・」という印象が消えませんでした。なぜでしょうねえ・・・
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No  826

生バービー・スー

先週以来、『流星花園』の台湾国語が頭の中をぐるぐるしっぱなし。
ストーリーは、まあ少女漫画原作なのでお約束の範囲だけれど、登場人物たちのセリフがいい。中国語で使いたくなる。ふと思い出したのが、「流星花園で中国語」というメーリングリスト。ここの管理人さんが中国語できないのにドラマにはまって、繰り返し全部ヒヤリングできるまでになったとか言うのもわかる気がする。
ちなみに、『流星花園』のことを台湾のトレンディドラマって言う言い方が一般的みたいだけど、トレンディドラマというより少女漫画。本当に原作に忠実で、しかも原作の舞台を高校から大学に移したことでよりリアリティが出てる。いくら夢見る乙女たち向けとはいえ、高校生って子供だもんね・・・。

そして、大人になった今では、突っ込みを入れつつドラマを楽しめる。
こちらのサイト「流星花園 私的壺」なんて、本当に何度もおいしく楽しめます。

で、関連サイトを徘徊しているときに気がついたのだけれど、主役のバービー・スー(徐熙媛)は大Sと呼ばれているらしくて、なんでかなあと思っていたら、彼女の妹もデビューしているからとのこと。妹が小Sなのね。で、納得していたけれど、更に彼女たち徐姉妹がS.O.Sというアイドルデュオだというのを知る。S.O.S・・・S.O.S・・・どっかで聞いた事がある・・・!?

で、大昔の大学の研究室の雑誌を引っ張り出して確認してみたら、私が2005年3月に台北へ短期留学したときに中正記念堂(今は台湾民主公園に改称)で見たアイドルがやっぱりS.0.Sだった!おお、あれは生バービー・スーだったのね!!
ステージまでの距離はあのとき30mくらいだったかな?小さいかわいい女の子二人組としか記憶していなかったけど、でも一番最初にステージにあがったからよく覚えている。忘れもしない総統選挙の国民党の選挙運動の中だったっけ。S.O.Sは2004年にデビューしたそうだから、私が見たのはデビューしたばっかりの彼女かあ。まさかその後、こんなに『流星花園』でブレイクするとは・・・。

そんな感慨とともに日本語wikipediaを見ていたら、なんとつい最近までF4のヴィック・チョウ(周渝民)とつきあっていたという記事が・・・(我的天!)。
おかげで、それまでの彼女に対する好感度が一気に下落。いや、その別に含むところはないけど、、、いや、その・・・。できる女優さんにはドラマの外で恋愛して欲しかったなあ・・・。
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No  823

【DVD】流星花園〜花より男子(台湾ドラマ)

流星花園 ~花より男子~ DVD-BOX 1流星花園 ~花より男子~ DVD-BOX 1
(2004/09/03)
バービィー・スー, ジェリー・イエン, ヴィック・チョウ, ケン・チュウ, ヴァネス・ウー



授業用ネタにと準備したDVDに、またもやハマってしまいました。しかも今頃。
でも、でも、おもしろい! バービー・スーちゃんかわいい。ジェリー・イエンかわいい。ヴィック・チョウかわいい。みんなみんなかわいいよう。つくしのパパ、ママや幼なじみの青和(和也)すらかわいい。日本の漫画の原作をかなり忠実に再現しつつ、台湾的おもしろさを加えているところもすごく魅力的。
近所のレンタルビデオ屋が半額セールだったので試しに借りてみたけど、なんか止められないとまらないの、カッパえびせん状態。半額セールやってるうちに続編借りてこなくっちゃ。

ところで。
いつもプリキュアのDVDを見ている娘が、なぜか「ママの見たいDVDみせてあげる」と言い、そして一緒にDVDをみながらF4が出てくるたびに、「お歌のお兄ちゃんだー!」。以前見せた「流星雨」のMTVを覚えていたらしい。本当に子供の記憶力はすごいな。でもって、「ケンカしてる〜」「お姉ちゃん怒ってる〜」「おもしろい〜」と気に入っている様子。挙句に「また最初から見たい〜」って、あのねえ、ママはドラマの続きがみたいのよ・・・(涙)。



花より男子―完全版 (Vol.1) (集英社ガールズコミックス)花より男子―完全版 (Vol.1) (集英社ガールズコミックス)
(2005/05/25)
神尾 葉子


この漫画は女の子にとっての「ドラゴンボール」です。
戦闘シーンが無い代わりに
少女漫画の王道的展開をこれでもかというくらいに繰り出し続け
かつ読者を飽きさせないストーリーの上手さがあります。


choviさん(東京)のレビュー。うまいこというなあ。座布団3枚。とはいえ、通常の『マーガレット』より『別冊マーガレット』を愛読(近所の病院で)していた少女の私、しかもその後『花とゆめ』愛読者になっちゃった私には、微妙な部分も多々あり(特に記憶喪失とか、金さん、よく似た従兄あたり)。
そういう意味でも台湾の『流星花園』24話は上手くポイントよくまとめた感じがあって間延びが少なくていいかも。
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No  814

【映画】「ザ・マジックアワー」

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ザ・マジックアワー公式サイト

話題の映画を見てきました。
結論からいうと、レディースデーの値段で満足しました。
単純に佐藤浩市ファンが佐藤浩市を楽しめて、深津絵理ちゃんがかわいくて役どころにぴったりで(舞台の独演シーン除く。あれはshall we dance?の清水美砂の方が華があった。深津絵理ちゃんは、かわいいけどその他大勢の中の一輪の花って感じ)。
なにより佐藤浩市と柳澤愼一のシーンだけ映画に没頭した。すごく満足。よかったなあ、あれ。あのシーンだけ、また見たい。

でも、佐藤浩市が出てくるまでの、最初からリアルでない設定をそれなりに納得させるまでの段階がなーんか笑えなくて。妻夫木くんが云々というより、設定とか脚本に問題があるんだと思う。全然笑えなかった。先がみえちゃってるよ、最初から・・・みたいな。
全般的にも、部分的はクスクス笑えないわけじゃないけどても、心の底から笑うなんて到底無理・・・みたいな。もし、これと同じ話を舞台でみたら、そりゃあすごく感動しておもしろいと思う気がする。でも、これ映画なんだよね。残念だけど。

平日でほぼ満員御礼。会場の雰囲気もよく、映画の内容もほどよく楽しめて満足。
でも、見る前の期待度からいくと、「ごちそうさま!」と素直にいえない感じ。「笑いの大学」でがっかりして「有頂天ホテル」を見ていない私からすると、次にも期待するかは微妙。

それにしても佐藤浩市と柳澤愼一はかっこよかった。
西田局長もいい役だった。
戸田恵子はいつ見ても戸田恵子でいい。
伊吹吾郎も、香川照之もバッチリ。
(ほかにチョイ役の友情出演大物組はもったいなさすぎ)
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No  804

【映画】李安メモ 「キャメラの背後のイエロー・フェイス」より

入門・現代ハリウッド映画講義入門・現代ハリウッド映画講義
(2008/03)
藤井 仁子



李安の記事が読みたくて図書館から借りる。
以下、第五章「キャメラの背後のイエロー・フェイス−−『ブロークバック・マウンテン』における神話の打破と再生」(韓燕麗)の読書メモ。

古典的ハリウッド映画は、人種やジェンダー的マイノリティ集団を表象する際、登場人物の容姿やセリフ、メーキャップや衣装などの文化的コードを用いて、その集団のステレオタイプを作り上げる。「規範」から外れた人物あるいは集団は、つねに異質なものとして図式化され、スクリーン上の世界はアングロ・サクソン系白人異性愛者を中心に構成されてきた。

民族的マイノリティ集団の野蛮もしくは神秘などのマイナスイメージを主観的に想像/創造し、誇張したり繰り返し強調したりするのは、相手と違う「我々アメリカ人」という自己イメージを正統化させるため。

『ブロークバック・マウンテン』によって、ハリウッドで名声を不動のものにした李安は、かつてキャメラの前でゆがんだ姿で映し出されていたイエロー・フェイスが今度はキャメラの後ろに回って自ら表現する側になった。それは、グローバリゼーションによって文化的多元性を獲得したハリウッド映画がエスニック・性的マイノリティを等身大で映し出せるようになったかのように見える。

しかし李安はアメリカで映画制作に関するほとんどすべての知識を学んだ。それはほかの中国系映画監督たちと根本的に違う点。グローバル時代にハリウッドに受入れられているように見える李安の差異性は、ハリウッドを知り尽くした上での李安の安全な「差異性」。そして、ハリウッドにとっての差異性は、多文化圏で新たな同一性を創造していく。

<李安経歴とそれに関する韓燕麗氏のコメント>
1954年、台湾に生まれる。
1975年、台湾国立芸術専門学校演劇科卒業
1978年、渡米、イリノイ州立演劇科入学、学士取得。
1980年、ニューヨーク大学映画科進学。
1982年、『影涼湖畔』(I Wish I Was Din Lake)台湾政府主催の自主映画コンクール最優秀短編劇映画賞。ニューヨーク大学の卒業制作作品『分界線』(Fine Line)ニューヨーク大学生映画祭グランプリ、最優秀監督賞。しかし、卒業後仕事が見つからず6年間専業主婦をする。マイノリティのアジア系監督がハリウッドの伝統的なシステムのなかで厳しい現実に直面。
1990年、台湾政府新聞局主催、シナリオコンクールで最優秀脚本賞を受賞。
1992年、『推手』で劇場映画デビュー。金馬奨(台湾のアカデミー賞)で三部門受賞。ベルリン国際映画祭に出品。
1993年、『ウエディング・バンケット(喜宴)』ベルリン国際映画祭、金熊賞。
1994年、『恋人たちの食卓(飲食男女』)。アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。「父親三部作」の完成は台湾中央電影公司製作。台湾映画として世界中の映画祭に出品され、国家行政に支えられるナショナル・シネマとしての台湾映画の製作が李安の映画監督としてのスタートライン。しかし、手法に実験的な試みはなく、基本的に伝統的なハリウッド式のストーリーテラー。ロング・テイクや固定キャメラなど台湾ニューウェーブの特徴とされるスタイルを「第三世界美学」と名づけ、自分がたっている場所は「第一世界だと思う。第三世界の感覚がない」と言い切る(2002)。

1995年、『いつか晴れた日に』(Sense and Sensibility)でハリウッドのメジャー映画監督として起用され、撮影初日からスタッフや俳優たちから不信の目で見られ、彼らから出された数多くの挑戦的な質問に応えられず。そこで「初めて自分が東洋人監督だと意識し」、わざと主流ハリウッド映画と異なる手法を積極的に採用しはじめる。
1997年、『アイス・ストーム』
1998年、『楽園をください』「ハリウッドで一般的にこう撮るならば、私はいつも違う方法で撮ってみる。ただ、度を過ぎないように」

2006、『ブロークバック・マウンテン』ハリウッド映画にあったゲイのステレオタイプを転覆、古典的西部映画の特徴を引き受けつつ、男性ヒーローを変質。アメリカ的英雄としてのカウボーイ同性愛者を描き、アメリカ社会に大きな波紋を投げかけた。それはハリウッドのルールを知り尽くし、なお反則的な要素を程よく取り入れた結果。李安はジェンダーや性差別問題に格別な関心をもっているおいうより、ただ感動的なラブストーリー(The Great American Love Story)をつくりたかっただけと言う。

2000年、『グリーン・デスティニー』(臥虎蔵龍)アカデミー外国語映画賞受賞はThe Great Chinese Love Story.影響を受けた作品は60年代の『梁山伯与祝英台』。
この映画の撮影で始めて、中国の地を踏む李安。20分ものフラッシュバックがハリウッド的ではないことを躊躇した李安に対し、コロンビア大教授シェイマス(映画学)は「中国語映画で武侠映画だから大丈夫」と即答。ハリウッドの受入れられた『グリーン・デスティニー』の差異性は、ハリウッドの圧倒的な流通力によって大きな影響。張芸謀や陳凱歌の後続作品など中国映画の「自己オリエンタル化」を引き起こす結果も産んだ。
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