子供と一緒にお仕事の日々

大阪在住。育児と仕事と読書、映画、料理、旅など (旧ちま' shomepageは一時閉鎖中。読書やレシピデータはこちらのblogへ移動予定)
No  468

不妊治療と漢方薬について

鍼灸を始めたご縁で、漢方的な治療もしてくれる内科病院を紹介してもらった。ここでは、まず普通に問診。血圧を計って、尿や血液の検査をする。そこまではいいけれど、その次がびっくり。

1つ1つツボを押しながら、「胃が弱ってる」とか、「肝臓は大丈夫」とか確認されるなんて、なんだか内科じゃないみたい。「あんた午前様みたいな脈しとるな。生活夜型かいな?」なんて当てられてギクリ。最後に脇のツボをぐいっと押して、「でも、体力あるから大丈夫!」と太鼓判(?)を押してくれた。

処方してもらったのは、当帰芍薬散という漢方薬。これは、子宮内膜症の治療にも使われるモノ。最初に、オーソドックスな配合で処方して、あとから少しづつ様子を見ながら変えていくのだか。薄い紙に入ったまま、根っこやら木の皮やらを水を入れて、ガラスや瀬戸物の容器でグツグツ煮ること40分あまりで出来上がり。値段は保険適用(*)で、2週間分 920円

金属製の鍋が不可だといわれたので、 私は珈琲用のガラスポットでチャレンジ。最初は煮こぼしたり、焦がしたりしたけれど、慣れてくると簡単。それに、小さい頃田舎のおばあちゃんがゲンノショウコとかドクダミを煎じてたから、思い出してなつかしい感しいくらい。

部屋中に漢方薬の芳香がただよって、夫もネコも苦そうに顔をそむける毎日。でも、体調を崩しているときには、あの苦さが妙においしいから不思議。看護婦の友達に聞いても、「おいしいんなら、あんたの身体にあってるんだよ」と請け合ってくれた。なるほど、漢方も相性が大事かあ・・・・

今年の夏が暑かったせいで、体力的にも精神的にも、いろいろまいっていたようだ。痩せる一方だった体重も、秋に入ってようやく持ち直した。そのせいか、今は、漢方薬がまずくてちょっと困っている。

(*) 漢方薬も基本的には、保険の適用外。だから、薬局などで購入すると、1ヶ月分約1万円などと言われて、がっくり肩を落すことになる。でも、私の紹介してもらった病院は、内科治療の一環で漢方薬を使っているので、保険が適用してもらえた。
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No  467

不妊治療と鍼灸について

鍼灸も漢方薬も、崩れた体調を元に戻すことが目的。
妊娠しづらい人は胃腸が弱っていたり、ホルモンのバランスが崩れていたり、冷え性だったりすることが多いとのこと。だから、その器官に関係するツボを刺激して、治療をすすめるのだそうだ。

その際、普通の産婦人科でできる卵管造影、精液検査、子宮内膜症やガン検査などを全てやった上で相談するのがベスト。 ゆっくり、あせらず、自分ペースで・・・・が治療の心構えだとのことで、料金は保険対象外。鍼灸医師会の規定で、およそ4〜5千円が基本。1回30分〜1時間くらいを、週1回、1〜2年間通うといいそうだ。

鍼灸は効果の出やすい人と、そうでない人がいるらしい。
これは漢方薬も同じで、一般的に若い人は年輩の人より効果がでやすいそうだ。私は鍼灸が体質にあっているようで、今まで35度を低く上下していた基礎体温は、すぐ36度台の平均値になることができた。診療センターのお医者さんにも、治療しがいがある、とうれしがられている。

また、鍼灸師さんによって、診察具合が若干違ったりもする 。 どの鍼灸師さんも基本的には同じ部分を治療しているが、その日の患者さんの体調を見て、プラスアルファを加えているとのこと。そこで経験の差や見立ての上手い下手が出るそうだ。

自宅での、お灸も勧められた。
足首近くの三隠交というツボの探し方を教わり、毎日、市販のお灸を使っている。長い間のお灸は、じわじわ効いて、針の刺激より効果があるとのこと。さて、その成果はいかに。
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No  466

結びに代えて

続編を始めたときには、まさかこんな展開を想像もしてみませんでしたが、おかげでいろいろ勉強できました。よく、子育てして、やっと一人前の夫婦みたいなことを言いますけど、不妊治療にチャレンジする夫婦はそれ以上に、厳しく信頼関係を試されるようにも思います。

このページを読んでくれている友達には、いろいろ心配かけてしまいました。なるたけ明るく書いているつもりでしたが、やっぱり話題が話題だけに、たくさんのメールをいただいてしまって恐縮です。でも、今、わたしが元気なのは、みんなのエールのおかげ。本当に、ありがとうござました。

それから、偶然お立ち寄りいただいたみなさん、ありがとうございました。思いもかけない方々からのメール、がんばる仲間が増えたようで、とてもうれしかったです。コウノトリを待つみなさんには、いい知らせが一日もはやく訪れますように !

リンクを快くOKしてくださったみなさん、ありがとうございました。おかげさまで私の拙いページもなんとかなっております。リンクを希望していただいたみなさんもありがとうございました。とても励みになりました 。

子どものいない人生もありかな?
そう思えるようになるには、1年かかりました。
4度の人工授精を経験し、妹・義妹のダブル出産あり、仕事の上での修羅場あり。団地の自治会役員になって・・・etc。いろんなことがありましたが、いつも夫や家族、友だちの支えがありました。

今は、治療をやめています。
「お子さんは?」と聞かれても、胸をはって「いません」と答えられる自分が少しだけ誇らしかったりもします。

               2000年10月下旬(一部加筆)
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No  465

妊娠治療の展望

「で、また再挑戦するの?」
友達に聞かれても、私はすぐ答えられなかった。1回で成功するのが難しいことは、よくわかってしていたつもりだったのに、初めてのショックが大きくて、それどころじゃなかったのだ。

この手の治療歴は人様々で、1回で上手くいった夫婦がいれば、もう5〜7年来チャレンジしている夫婦も多い。精神的に肉体的にも、妊娠治療はとてもしんどいのだ。そんなわけで、治療をやめたらできた、なんて話も聞いたりする。

夫婦が両方健康なのに、なぜかできない場合もある。そうかと思うと、めったに排卵がなかったり、無精子症と診断された人が運良くコウノトリを迎えていたりする。医学が発達したといっても、まだまだ神様の領域に近いのかもしれない。

夫婦関係の問題がある。
ある友達は子供が欲しいのに、ご主人とはセックスレスのような状態。話しあいをしたくても、ご主人が逃げ腰なのだそうだ。別の友達は、ご主人の検査結果があまりよくなかったのを、本人に伝えられなかったそうだ。大事な人を傷つけたくないという気持ちは、私もすごくよくわかる。

それから不妊にまつわるいろんな気にかかることもある。
生殖機能に影響する環境ホルモンを出す物質は、なぜ相変わらず容認されて大量販売されているのだろう。男性の精子数がどんどん減っているのに、なぜ女性の側だけが責めらがちなのだろう。

それに、不妊治療にはなぜ保険が効かないのだろう? 「少子化」の問題では、よく働く女性や若い夫婦の子どもを持たない選択が批判されるけど、それより持ちたい人を支援したほうが、ずっと簡単で合理的じゃないだろうか。

いろいろ考えて、結局、納得いくまで治療を続けてみることにした。
上手くいくかいかないかは、神様次第。叶うことなら、近い将来「人工授精の出産日記」とか「別居夫婦の子育て日記」なんて続編ができればいいけれど、ダメだったときには
メゲずに「お気楽ノーキッズライフ」でも再開したい・・・そんな風に思っている。

先日、茨城県の東海村で原子力の臨界事故があった。
広島で仕事していたときの同僚のお母さんは、若い頃に被爆して10回も流産を繰り返し、やっと11回目に同僚を出産することができたとか。そして、まもなく亡くなってしまったという。東海村周辺の方々に、そのような悲劇が及ばないことを祈りつつ。また、他の地域で同じような事故が起こらないことを祈りつつ 。

                     1999年10月4日
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No  463

ビギナーズ ・ アンラック

生理予定日を過ぎたあたりからは、もう祈るような毎日。
最近、痩せるばかりだった体型が急にふっくらしてきたので、もしかしたらと、つい先走りたくなる。いやいや、ホルモン剤のせいかも知れないと押さえてみても、生理の遅れに期待は募る。そんなこんなで1週間が過ぎて、結局、甘い夢は終わってしまった。

その夜は、ものすごくお腹が痛かった。
子宮がキリキリと締め上げられて、骨盤が外れてしまうんじゃないかと思った。あんまりひどかったので、夫は初期流産を心配して、救急車を呼ぶことも考えたそうだ。そのうち痛みはおさまったけれど、陣痛を経験したような感じだった。

主治医いわく、生理の遅れも子宮の痛みも全てホルモン剤の影響だという。「驚いただろうけど、心配しなくていいですよ」。そう、主治医はなぐさめてくれたけど、私は嘘でもいいから流産だったって言って欲しかった。ほんの数日でもいいから、タマゴがお腹にいたんだって思いたかった。

ダメだったことがわかった日、ただ、ぼんやりと悲しかった。
次の日は、知り合いの引っ越し。肉体労働に、夜は女友達と宴会。忙しさが一段落した3日目、実感がわいてきて、一日メソメソ泣いていた。
「残念だったね。でも、また、がんばってみようね」
主治医はいつも、冷静で前向きだ。また、排卵誘発剤を処方してくれたけど、私は当分、そんな気分になれなかった。それでも、あちこちの友達にメールを送っているうちに、少しづつ元気が戻ってきた。

夕方、夫は何も言わず、旅行パンフレットをたくさん持って帰ってきた。その気遣いがうれしかったので、がんばって泣くのは止めにした。週末、2人で旅行に行くことにした。めいっぱい楽しんで、それからまた、先のことを考えようと思った。
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